妊娠が分かったとき、まず気になるのはお金や手続きのことだという人も少なくないはずです。いつ申請すればいいのか、自分が対象なのか、分からないまま後回しにしたくなることもあると思います。
地域情報メディア「ヤマノテラス」で札幌のエリア情報を担当しているタケシです。わたし自身は今のところ直接関係のある話ではないのですが、同世代のパートナーや友人から「どんな制度なの」と聞かれることがあり、札幌市の妊婦支援給付金について調べてみました。
ここでは、2025年4月から始まった札幌市の妊婦支援給付金について、対象者・金額・申請の流れ・気をつけたい点の順で整理します。制度の内容は変更される可能性もあるため、実際に申請する前には札幌市の公式ページでも最新情報を確認してください。
2025年4月から何が変わったのか
2025年4月、国の子ども・子育て支援法に「妊婦のための支援給付」が位置づけられました。これまで札幌市が行っていた「妊娠・出産寄り添い給付金」は2025年3月で終了し、4月以降はこの新しい制度に切り替わっています。
仕組みの大枠は似ていますが、根拠となる制度が変わったこと、申請の手順が一部変わったことは知っておきたいところです。旧制度で申請済みの方でも、状況によっては改めて手続きが必要になる場合があります。
給付を受けられるのはどんな方か
対象になるのは、申請時点で札幌市に住民票がある方で、かつ札幌市の妊婦給付認定を受けている方です。この2つがそろっていることが基本になります。
他の市町村で認定を受けてから札幌市に転入した場合は、改めて札幌市での認定手続きが必要です。転入前にすでに1回目の給付を受けていた場合は、札幌市では2回目のみ受け取れるとされています。
給付金の金額と2回の違い
給付は2段階に分かれています。金額の内訳を確認しておきましょう。
| 回数 | 金額 | タイミング |
|---|---|---|
| 1回目 | 5万円 | 妊娠届出後に申請 |
| 2回目 | 胎児1人につき5万円(双子なら10万円) | 出産予定日の前月末頃にメールで案内 |
申請してから振り込まれるまで、2か月から3か月程度かかるとされています。出産直前に申請しても、すぐに受け取れるとは限りません。支給予定は変更される場合もあるため、必要な時期が近い方は早めに手続きを進めておくと安心です。
1回目の申請は妊娠届のときが動きやすい
1回目の申請は、保健センターで妊娠届を出したときに受け取るチラシの二次元コードから、スマートフォンで行う流れです。このとき入力するメールアドレスは、2回目の案内にも使われます。
2回目の給付案内は、出産予定日の前月末頃に、登録したメールアドレス宛に届くとされています。メールアドレスを入力し間違えると案内が届かない可能性があるため、妊娠届の場で落ち着いて確認しておきたいところです。

メールアドレスだけは、その場できちんと確認しておきたいですね
申請期限は長めでも、後回しにしすぎない
申請期限は次のとおりです。一見余裕があるように見えますが、期限を過ぎると受け取れなくなるため注意が必要です。
- 1回目の申請期限
-
妊娠が確定した受診日から2年を経過する日まで
- 2回目の申請期限
-
出産予定日の8週前から2年を経過する日まで
2年あるから大丈夫、と思って後回しにするのは少し危ないです。メールが届くタイミングを逃した場合は、自分で問い合わせて手続きを進める必要が出てくることもあります。
転入・里帰り・DVなど特別な事情がある場合
特別な事情があるケースは、どこで手続きすればよいのか分かりにくいことがあります。代表的なケースを整理しておきます。
- 札幌市外から転入してきた場合:改めて札幌市での認定が必要。1回目を他市町村で受給済みの場合は、2回目のみ受け取れるとされています
- 里帰り出産の場合:住民票が札幌市にあれば、出産場所が別の地域でも札幌市からの給付になるとされています
- DV被害等で住民票を移さず避難中の場合:今いる避難先の市町村で給付を受けられる場合があります
- 死産・流産・中絶の場合:医師により胎児の心拍が確認されていれば対象になるとされています。妊娠届を出していない場合は、診断書の提出が必要になる場合があります
このあたりは、個別の状況によって確認先や手続きが変わることがあります。札幌市妊婦のための支援給付コールセンター(011-213-0383)は、平日9時から18時まで受け付けています。迷う場合は、まず電話で状況を話してみるのが動きやすいです。
オンライン申請が難しいときの対応
申請はスマートフォンからのオンライン手続きが基本です。郵送での申請は現在受け付けていないとされていますが、オンライン申請が難しい事情がある場合は、コールセンターに相談できます。
チラシを紛失した場合も再発行できるとされています。手元にないことで申請を止めてしまう前に、コールセンターへ確認してみてください。
詐欺に関する注意も公式から出ている
札幌市の公式サイトでは、給付金に関連した振り込め詐欺・個人情報詐欺への注意も案内されています。市や国の名を名乗った不審な電話や郵便が届いた場合は、最寄りの警察署か警察相談専用電話(#9110)に連絡するよう呼びかけられています。
2回目の給付案内は、1回目の申請時に登録したメールアドレス宛に届く流れです。電話番号や口座情報を突然求めてくる連絡には注意し、不安なときはその場で答えず、公式の問い合わせ先に確認してください。
申請の流れを順番に確認しておく
手順をざっとつかんでおくだけで、動くタイミングを逃しにくくなります。
このとき受け取るチラシの二次元コードが1回目の申請に必要です。メールアドレスを正確に入力してください。
チラシの二次元コードからスマートフォンで申請します。申請から振り込みまで2か月から3か月程度かかるとされています。
登録したメールアドレスに2回目の申請用URLが届きます。メールが届かない場合はコールセンターへ確認してください。
届いたメールのURLから申請します。双子の場合は10万円です。こちらも申請から振り込みまで2か月から3か月程度かかるとされています。
まず妊娠届のチラシを手元に置いておく
手続きの入口は、保健センターで受け取るチラシから始まります。もし手元にない、または紛失したという場合は、札幌市妊婦のための支援給付コールセンター(011-213-0383)に連絡して、再発行について相談できます。窓口に行く前に電話で確認できるので、早めに動いておくと後が楽です。
わたしが友人から相談を受けたとき、一番引っかかっていたのはメールアドレスの話でした。「最初に届け出をしたとき、ちゃんと入力したか自信がない」という声がありました。不安があればコールセンターに確認できるので、そこだけでも確かめておくと安心です。
制度の詳細はさっぽろ子育て情報サイト(kosodate.city.sapporo.jp)に掲載されています。自分や身近な人が当てはまりそうだと感じたら、申請期限・メールの案内時期・問い合わせ先の3つだけでも、公式ページで確認してみてください。












